2022年10月18日にTwitterで銘柄公開を開始、2022年10月31日からブログで成績公開を初めて1年以上経過しました。
公開しているこの3つの戦略について2023年の収支結果を振返ります。
また、今まで運用してきて見えてきた課題を中心に戦略を一部修正しましたのでその内容を紹介します。
こんにちは。株トレ@兼業(@kabutore0721)です。
3戦略すべてが会社員でも取引可能なように、寄付き前に注文を出せるトレードスタイルを実践しています。
システムトレードには「イザナミ」を使って独自開発したストラテジーを使って運用しています。
今回は以下で紹介している3戦略についての2023年の成績と改修内容になります。
3戦略の成績紹介
3戦略の2023年成績(サマリー)
3戦略中2戦略で年間プラス収支を達成しました。
勝率も70%を超え、ドローダウン(DD)も10%以下である程度安定したトレード結果となりました。
※システムトレード用語が分からない方のために以下の記事を置いておきます。
3戦略ともに全体的に取引回数が少ないこと、最大DDが深くなる傾向にあることが課題と感じています。
2023年損益は上昇トレンド急落リバウンド戦略が一番の成績で、勝率が高く取引回数も多いことがプラスに働きました。
逆に移動平均乖離率押し目買い戦略は収支マイナスで終わりました。
2023年 損益 | 取引回数 | 約定率 | 勝率 | 平均保有日数 | 最大DD | |
---|---|---|---|---|---|---|
戦略1 上昇トレンド急落リバウンド戦略 | ★269,520円 | ★225回 | 98.67% | ★72.00% | 6.54日 | 9.59% |
戦略2 移動平均乖離率押し目買い戦略 | -140,820円 | 106回 | 90.24% | 70.75% | 5.38日 | 9.98% |
戦略3 日経平均下落時押し目買い戦略 | 86,750円 | 34回 | ★100.00% | 67.65% | ★4.79日 | ★2.78% |
合計 | 215,450円 | 365回 | – | 71.23% | – | – |
一番の収益を上げたのは戦略1、唯一マイナスとなったのが戦略2でした。
2023年成績の各戦略の成績を振返り
ここからは各戦略ごとに振返ります。
戦略1 上昇トレンドからの急落リバウンド戦略
一番成績の良かった戦略となりました。
収益が伸びたは勝率良く取引回数が多いことがプラスに働きました。
序盤は取引回数や勝率が伸びずマイナス収支となりましたが、その後は反転、プラスで終えることができました。
保有期間を長く設定しているため、1銘柄ごとのDDが深くなることが課題と感じています。
年月 | 取引回数 | 勝率 | 損益 |
---|---|---|---|
2023年1月 | 18回 | 55.56% | -26,400円 |
2023年2月 | 6回 | 83.33% | 19,400円 |
2023年3月 | 8回 | 75.00% | 59,000円 |
2023年4月 | 9回 | 66.67% | -34,900円 |
2023年5月 | 8回 | 75.00% | 68,400円 |
2023年6月 | 11回 | 54.55% | -80,000円 |
年月 | 取引回数 | 勝率 | 損益 |
---|---|---|---|
2023年7月 | 21回 | 95.24% | 180,250円 |
2023年8月 | 33回 | 63.64% | -124,750円 |
2023年9月 | 19回 | 73.68% | -14,850円 |
2023年10月 | 41回 | 68.29% | 67,720円 |
2023年11月 | 22回 | 86.36% | 28,560円 |
2023年12月 | 29回 | 72.41% | 127,090円 |
合計 | 225回 | 72.00% | 269,520円 |
戦略2 移動平均乖離率押し目買い戦略
唯一、終始マイナスの戦略となりました。
開始早々に大きなマイナスで一気に資金を減らし、それを年間通してプラスに転じさせることができませんでした。
1銘柄ごとにDDが大きく、負けるときは極端に負けているのが課題です。
年月 | 取引回数 | 勝率 | 損益 |
---|---|---|---|
2023年1月 | 7回 | 28.57% | -197,400円 |
2023年2月 | 3回 | 66.67% | -21,100円 |
2023年3月 | 8回 | 75.00% | 70,300円 |
2023年4月 | 9回 | 88.89% | 42,700円 |
2023年5月 | 3回 | 66.67% | 50,100円 |
2023年6月 | 7回 | 71.43% | 29,100円 |
年月 | 取引回数 | 勝率 | 損益 |
---|---|---|---|
2023年7月 | 10回 | 50.00% | -321,300円 |
2023年8月 | 18回 | 77.78% | 68,530円 |
2023年9月 | 8回 | 62.50% | -20,700円 |
2023年10月 | 15回 | 73.33% | -42,250円 |
2023年11月 | 11回 | 81.82% | 72,650円 |
2023年12月 | 7回 | 85.71% | 128,550円 |
合計 | 106回 | 70.75% | -140,820円 |
戦略3 日経平均下落時押し目買い戦略
取引回数こそ少ないものの、シグナルが出ると安定感を見せる戦略でした。
正直一番成績が悪くなる想定だったので、いい意味で裏切られました。
年月 | 取引回数 | 勝率 | 損益 |
---|---|---|---|
2023年1月 | 7回 | 57.14% | 26,100円 |
2023年2月 | 1回 | 0.00% | -34,400円 |
2023年3月 | 4回 | 75.00% | 6,900円 |
2023年4月 | 3回 | 33.33% | 10,700円 |
2023年8月 | 5回 | 80.00% | -16,050円 |
2023年9月 | 1回 | 100.00% | 4,400円 |
2023年10月 | 8回 | 75.00% | 53,500円 |
2023年11月 | 5回 | 80.00% | 35,600円 |
合計 | 34回 | 67.65% | 86,750円 |
※表に乗ってない月は取引が無かった月になります。
各戦略の改善内容紹介(弱点克服)
戦略1 上昇トレンドからの急落リバウンド戦略をテコ入れ
3戦略のうち一番成績は良かったものの、保有日数が長いことでドローダウンが深くなる課題も見つかりました。
その点を意識してチューニングしました。
以下の成績は2010年以降の成績になります。
変更概要
- 保有日数を25日⇒5日に短縮
- 指値⇒成行買いへ変更
- RSI等の他テクニカルも含めて売られ過ぎの条件パラメーターを調整
- 出来高が極端に少なくなるような場合を除外して資金抜けを考慮
概要比較
主な違いを記載
- 平均保有日数の削減:6.30日⇒3.29日へ短縮して資金効率UPへ
- 勝率は低下:76.33%⇒69.42%へ低下 ※評価値ダウン
- 最大ドローダウンの低下:9.07%⇒5.94%へ改善
資産推移比較
旧戦略:13,808千円
新戦略:18,500千円
通算レポート比較
戦略2 移動平均乖離率押し目買い戦略をテコ入れ
3つの戦略のうち唯一のマイナスとなった戦略で、前からテコ入れしたかった戦略なので戦略を見直しました。
月別の推移をみると明らかで、負けた月の負け額の大きさが最大の課題だと思われます。
そのため、ドローダウン低下を目的に修正を行っています。
以下の成績は2010年以降の成績になります。
変更概要
- 保有日数を10日⇒5日へ短縮
- 指値⇒成行買いへ変更
- RSI等の他テクニカルも含めて売られ過ぎの条件パラメーターを調整
概要比較
主な違いを記載
- 取引回数の増加:2246回⇒4953回の2倍以上へ
- 平均保有日数の削減:4.43日⇒3.53日へ短縮して資金効率UPへ
- 勝率は低下:71.50%⇒67.11%へ低下 ※評価値ダウン
- 最大ドローダウンの低下:9.98%⇒7.22%へ改善
資産推移比較
旧戦略:12,853千円
新戦略:17,435千円
通算レポート比較
日本株オススメ銘柄公開企画(2023年)成績と戦略改善 まとめ
2023年の成績は満足できる結果となりました。
来年もこの調子で継続できることを期待してシステムトレードを継続していきたいです。
システムトレードに興味持った人は、無料で始めることができますので、是非チャレンジしてみてください。
今ならインストールするだけで無料で使える売買戦略も使えるので、導入直後から実践経験ができますよ。
また、初めからプロが作った売買戦略で運用してみたい人は、有料戦略を購入して運用してみるのもおススメです。
私みたいな初心者よりも素晴らしい戦略が多く公開されています。
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