この記事では『高配当株で売買差益(キャピタルゲイン)を狙う具体的な戦略』を紹介します。
高配当株で配当生活を夢見ている方は多いと思います。
しかし、配当生活を送るためには、高額な資金が必要になります。
そのため、小資金での運用考えているのであれば、配当金を狙うのではなく、キャピタルゲイン(売却益)を狙う戦略が有効かもしれません。
この戦略はシステムトレードツール『イザナミ』を用いて過去の実際の株価データをもとに検証を行った結果、一定の効果が確認できた戦略になります。
小資金の具体的な高配当株投資戦略!配当金より売買差益を狙え
高配当株の宿命に「権利落ち日」の株価下落があります。
権利落ち日の下落額は、配当金の金額を超えて下落することが多いです。
そのことを考えると、長期的に同じ銘柄を保有し続け、配当を何度か受け取ることで損失を補うことが有効です。
しかし、配当を得るのは1つの企業で年1~2回と決して多くはありません。
小資金の場合は資産がなかなか増えないことは言うまでもなくご理解いただいているかと思います。
月1万円を得るためには配当利回り4%の場合で300万円が必要です。
詳しく知りたい方は以下の記事が参考になります。
小資金の場合は、もう少し資金効率を高めたいところですよね。
そこで、高配当株を利用してキャピタルゲイン(売買差益)を得る方法を考えましたのでご紹介します。
私も実際に収益を上げている戦略になりますので、参考になると思います。
高配当株で売買差益(キャピタルゲイン)を得るための具体的な方法
高配当株で売買差益を得るためには高配当株特有の特徴を理解する必要があります。
以下の特徴を利用して売買差益(キャピタルゲイン)を得る方法が有効ではないかと考えました。
この性質を利用して売買差益(キャピタルゲイン)を狙っていきます。
具体的には、高配当株の権利付最終日の約2ヶ月前の株価が下落したタイミングで購入して権利付最終日前に売り抜けます。
高配当株売買差益戦略 検証条件
まずは、検証条件です。
高配当株売買差益 検証結果
検証結果は利益率は低いものの、安定してキャピタルゲインを得ることが可能な戦略となりました。
年月 | 銘柄数 | 勝率 | 利益率 |
---|---|---|---|
2022年1月 | 4 | 75.0% | 0.72% |
2022年2月 | 9 | 44.4% | 0.18% |
2022年3月 | 8 | 87.5% | 5.78% |
2022年4月 | 1 | 100.0% | 0.09% |
2022年5月 | 6 | 50.0% | 0.87% |
2022年6月 | 6 | 83.3% | 0.54% |
年月 | 銘柄数 | 勝率 | 利益率 |
---|---|---|---|
2022年7月 | 5 | 80.0% | 0.35% |
2022年8月 | 7 | 71.4% | 0.29% |
2022年9月 | 7 | 28.6% | -2.38% |
2022年10月 | 2 | 100.0% | 0.03% |
2022年11月 | 7 | 85.7% | 1.39% |
合計 | 62 | 67.7% | 0.71% |
小資金の具体的な高配当株投資戦略!配当金より売買差益を狙え まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際に私は上記戦略に近い方法で収益を積み重ねています。
相性がいい証券会社は単元以下で取引が可能な、SBI証券(S株)です。
ある程度下げた場合に買い足して下値を追っていくとさらに安定するイメージがあります。
是非チャレンジしてみてくださいね。
それでは、最後におさらいです。
今回の検証には無料で利用可能なシステムトレードツールの『イザナミ』を使っています。
システムトレードツールは事前に作成した戦略に沿ってトレードを行う通常の使い方の他にも今回のように検証としても使うことができます。
詳しくは以下の記事が参考になるかと思います。
資産運用のコツは複数の市場に投資すること。
いろいろな市場に分散投資することで、リスクを分散し、長く資産運用を続けていけるようになります。
また、いろいろな投資方法を準備しておくと稼ぎやすい市場を選ぶこともできるのでオススメです。
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