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2024年1月9日にネオモバイル証券が終了。SBI統合でどうなる?確認すべき事は?

2024年1月にネオモバイル証券が終了。SBI統合でどうなる?確認すべき事は? 株式投資

この記事では『SBIネオモバイル証券(ネオモバ)がSBIに経営統合、サービス終了したらどうなるか、確認すべき注意点』をまとめたので紹介します。

小額投資の高配当銘柄取引における最適解の一つ、SBIネオモバイル証券が2024年1月9日にSBI証券に経営統合(合併)となり、サービス終了となります。

公式HPの案内(2023年5月29日発表)はこちら⇒「SBI証券とSBIネオモバイル証券の経営統合に関するお知らせ
※定期的に動向をチェック中。2023/6/13現在、上記お知らせが最新であることを確認済

ネオモバが経営統合されると聞くと、毎月かかる費用や、毎月貰えていたポイント、保有している銘柄や証券会社に入金している資金がどうなるか、気になりますよね?

基本的には、SBIネオモバイル証券の証券口座をそのまま持ち続けていれば、SBI証券に自動的に移管されることになりますが、その方法は最適解ではないと私は考えます。

また、SBI証券はSBIネオモバイル証券(ネオモバ)と同じく単元以下の売買が可能ですが、サービス利用料の発生や売買手数料など違いが多いです。

経営統合に向けてサービスの違いや注意点、他の証券口座に移った方が良いかなど、私なりの考えをまとめました。
※主に日本株の取引きを視点に纏めていますが、全体を網羅して記事にしたつもりですので、ご安心ください。

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こんな読者にオススメ
  • 経営統合(合併)、サービス終了したらどうなるか、概要を知りたい人
  • SBIネオモバイル証券とSBI証券のサービスの違いを理解したい人
  • 経営統合(合併)、サービス終了に向けて、準備すべき最適解を知りたい人

こんにちは。株トレ@兼業(@kabutore0721)です。

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結論と解決策だけ見たい人は、3章(結論)からお読みください。

順番に状況を整理したい人は順番に読み進めてください。

2024年1月9日にネオモバイル証券(ネオモバ)が終了。SBI統合でどうなる?確認すべき事は? まとめ

2024年1月9日にネオモバイル証券(ネオモバ)が終了。SBI統合でどうなる?確認すべき事は? まとめ

まずは、経緯と概要をまとめました。

経緯(トピック)
  • 2024年1月9日にSBI証券とSBIネオモバイル証券が経営統合(合併)し、サービス終了
    ※2022年9月26日に2023年3月13日に経営統合(合併)と発表し、その後2024年1月と発表し、2023年3月23日に2024年1月9日と決定。
  • サービス終了時にSBI証券口座を持っている方⇒経営統合(合併)時点でお持ちのSBI証券口座に移管
    ※ネオモバで貯めたTポイントを引き継ぐには「Tポイント利用手続き」が必要です。
  • サービス終了時にSBI証券口座を持っていない方⇒2023年11月中旬頃にSBI証券口座が新設され、2024年1月9日からSBI証券で取引可能(手続き不要)
  • 移管対象は資金と保有株式。FXやそのほかサービスは経営統合前にサービス終了になる。
  • ネオモバ限定Tポイントは2023年6月に付与停止、サービス利用料は継続で支払う必要があるため20円/月の運用からげ220円/月運用へ

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)のサービス利用料とTポイント、どうなる?

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)のサービス利用料とTポイント、どうなる?

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)がSBI証券に経営統合し、サービス終了となる件で押さえておくべきポイントサービス利用料』と『ネオモバ限定Tポイントになります。

ネオモバには以下の2種類のTポイントがあるので、おさらい兼ねて整理しましょう。

ネオモバには2種類のTポイントが存在
  • Tポイント・・・サービス利用料の1%が通常のTポイントとして付与される
  • ネオモバ限定Tポイント・・・ネオモバ内のみで使えるTポイント。毎月第一営業日に200ポイント付与される。
SBIネオモバイル証券のサービス利用料とネオモバ限定Tポイントについて
  • サービス利用料は1ヶ月の約定代金に応じて決定される
    (0円~50万:220円、50万~300万:1,100円、~省略)
  • SBIネオモバイル証券は取引を行わなくても最低220円/月のサービス利用料が発生する
  • SBIネオモバイル証券内で利用できるネオモバ限定Tポイントが翌月第一営業日夜間に200ポイント貰える

従来はサービス利用料とネオモバ限定Tポイントの足し引きで実質20円で運用が可能でした。

しかし、ネオモバ限定Tポイントの付与が終了となり、ネオモバ限定Tポイントが付与実質20円/月で運用ができなくなります

結論!SBIネオモバイル証券(ネオモバ)の利用は2023年6月までに『一時停止』か『別証券会社で取引』

結論!SBIネオモバイル証券(ネオモバ)の利用は2023年6月までに『一時停止』か『別証券会社で取引』

先に結論になります。

SBIネオモバイル証券はネオモバ限定Tポイントが200ポイント貰えることから、毎月50万円以下の取引で運用していれば、実質20円/月での運用ができていました

しかし、この200ポイントが2023年6月以降は貰えなくなるため、毎月220円がかかるようになります。

2023年6月分の付与は2023年7月3日に付与され、2023年8月31日までに使用する必要があります。

回避するためにはSBIネオモバイル証券をマイページから『一時停止』にして取引を停止するかSBIネオモバイルを解約するしかありません。

自身のトレードスタイルに応じたプランを考えてみましたので自分にあったものを確認してくださいね。

SBIネオモバイルがSBI証券に統合される。自身の最適解を確認するためのフロー
SBIネオモバイル証券がSBI証券に統合される。自身の最適解を確認するためのフロー

詳しくは上記4つのパターンに分類できそうですが、ここではざっくり、以下の二つのパターンを考えてみます。

結論!SBIネオモバイル証券の利用は2023年6月までで『一時停止』か『別証券会社で取引』
  • 2023年7月~2023年12月も継続して取引したい⇒2023年6月30日にSBIネオモバイルを『一時停止』+別の証券会社で運用しよう。
  • 2023年7月~2023年12月は取引しなくてよい⇒2023年6月30日にSBIネオモバイルを『一時停止』⇒2024年1月まで放置 ※2024年1月に自動でSBI証券に移設される

2023年7月~2023年12月も継続して取引したい⇒別証券会社に自分で資金を移して運用

2023年7月以降に取引を行いたい場合は、SBIネオモバイル証券の運用はあきらめて、別の証券会社を使いましょう。

SBIネオモバイル証券は『一時停止』処理または解約をして、サービス利用料が発生しないようにすることを忘れずに。

2023年7月~2023年12月は取引しなくてよい⇒SBIネオモバイル証券を一時停止して放置しましょう

SBIネオモバイル証券を一時停止すれば、サービス料220円がかからなくなります。

2024年1月までその状態を維持すれば、自動的にSBI証券口座に保有株式と資金が移設されます。

※注文を出すと一時停止がキャンセルされて、サービス料がかかりますのでご注意ください。

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)がSBI証券に経営統合(合併)されるまでのスケジュール、どうなる?

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)がSBI証券に経営統合(合併)されるまでのスケジュール、どうなる?

次に、SBIネオモバイル証券とSBI証券が経営統合されるまでのスケジュールを簡単に触れておきます。

サービス内容に応じて利用できる期間等が異なりますので、整理しときましょう。

自分が利用しているサービスをきちんとチェックしておいてくださいね。

スケジュール、どうなる?

スケジュール
  • 国内株式(売買取引):2023年12月末まで取引可能。保有株式は統合後は自動でSBI証券へ移管される
  • 国内株式(定期買付):2023年8月28日まで売買可能。保有株式は統合後は自動でSBI証券へ移管される
  • FX:2023年3月31日まで新規建/決済可能、2023年6月30日まで決済可
    ※2023年6月30日になると強制決済される
  • ネオモバ限定Tポイント:2023年7月まで毎月200ポイント付与、2023年12月まで利用可能

サービス利用料と2種のTポイント付与のタイミング、どうなる?

ネオモバ限定Tポイントが付与される期間ぎりぎりまでSBIネオモバイル証券のサービスを利用する場合を考えます。

そのためには、『サービス利用料』と『2種のTポイント』付与のタイミングを理解しておく必要があります。

サービス利用料は前月末の15時までに『一時停止』していなければ、実際の取引がなくともサービス利用料220円/月が発生します。

ネオモバ限定Tポイントはサービス利用料が発生した翌月の第1営業日に付与されます。

通常Tポイントは翌月の最終営業日に付与されます。

つまり、2023年6月29日までに発注、2023年6月30日 15:00までにネオモバのマイページから『一時停止』手続き行うことが最適解となります。

2023年6月のサービス利用に対するネオモバ限定Tポイントは2023年7月3日に付与され、通常Tポイントは2023年7月31日に付与されます。

※2023年6月30日 15:00以降に個別株の売買及び定期買付が発生すると一時停止が解除となりますので注意してください。

※ネオモバで稼いだ通常のTポイントを移設後のSBI証券で使用するためには事前に「Tポイント利用手続き」を行っていることが条件となっているのでご注意ください。

サービス利用料とTポイント付与のタイミング まとめ

サービス利用料と2種のTポイント付与のタイミングについて まとめ
  • ネオモバ限定Tポイントが付与される期間におけるサービス利用期限は2023年6月29日まで
  • 2023年6月30日 15:00までにマイページから一時停止処理を行うことで2023年7月以降のサービス利用料の発生が無くなる。
  • 2023年6月分のネオモバ限定Tポイントは2023年7月3日に付与、通常Tポイントは2023年7月31日に付与
  • 2023年7月~2023年12月末までは取引を行わない。
    ※取引を行うと、サービス利用料220円が発生するが、ネオモバ限定Tポイント200円の付与はない

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)とSBI証券(S株)の比較、どうなる?

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)とSBI証券(S株)の比較、どうなる?

次に経営統合先のSBI証券(S株)とSBIネオモバイル証券の比較を示します。

SBI証券の詳細を確認したい場合は、リンク先より確認して下さい。

移行後は、SBI証券に移行されるとSBI証券(S株)にて取り引きを行うことになる。

結論としては、S株では売却コストが発生するため、SBIネオモバイル(月20円)よりはコストが増えることになります。

比較項目SBIネオモバイル証券SBI証券(S株)
サービス利用料(月定額)月の取引金額に応じて発生無し
ポイント付与の種類TポイントのみTポイント/Pontaなど
ポイント付与率サービス利用料に対して1%複数サービスでポイント付与
国内株式:売買手数料無し買付:無し
売却:約定代金の0.55%
※最低:55円
国定期買付サービス有りサービス無し
ひとかぶIPOサービス有りサービス無し
FX:手数料無し無し
SBIネオモバイルとSBI証券(S株)の比較

2024年1月9日にネオモバイル証券(ネオモバ)が終了。SBI統合でどうなる?確認すべき事は? まとめ

2024年1月9日にネオモバイル証券(ネオモバ)が終了。SBI統合でどうなる?確認すべき事は? まとめ

最後に振り返りです。

SBIネオモバイル証券は2024年1月にSBI証券に経営統合されます。

経営統合される際、保有株式と資金については自動移設されますが、経営統合後はSBI証券のルールに沿った売買になります。

また、2023年6月をもってネオモバ限定Tポイントの付与が停止、月額20円運用ができなくなり、月額220円運用となります。

※ネオモバ限定Tポイントは2023年7月3日に付与、2023年8月31日までに使用。

自分のトレードスタイルに応じて、最適解を導き出し、必要に応じた対応を行いましょう。

自身の取引スタイルをもとに以下のフローチャートから最適解を確認して下さい。

SBIネオモバイルがSBI証券に統合される。自身の最適解を確認するためのフロー
SBIネオモバイルがSBI証券に統合される。自身の最適解を確認するためのフロー

高配当株の運用について、以下の記事も参考になるかと思いますのでよかったらどうぞ。

高配当株ポイント2選①配当生活は資金力②権利落ち日の下落額は配当金を超えるへ移動します。

資産運用のコツは複数の市場に投資すること。

いろいろな市場に分散投資することで、リスクを分散し、長く資産運用を続けていけるようになります。

また、いろいろな投資方法を準備しておくと稼ぎやすい市場を選ぶこともできるのでオススメです。

投資初心者必見!株で勝てない人、株で勝ちたい人にFXをオススメする理由3選

投資先の種類と選び方、おすすめの投資先も紹介!初心者向け

     

QA.「SBIネオモバイル証券(ネオモバ)がSBIに経営統合」よくある質問

QA.「SBIネオモバイル(ネオモバ)証券がSBIに経営統合」よくある質問
Q
SBIネオモバイル(ネオモバ)とSBI証券が経営統合(合併)、サービス終了でどうなるの?
A

経営統合後の違いについて、表にまとめましたので確認してください。

気になる項目経営統合後の扱い
取引ルールなどは?SBI証券のルールに変更
証券口座は?2024年1月にSBI証券へ自動移管
単元以下も移管されます。
口座資金は?
持ち株(保有株式)は?
ネオモバ限定Tポイントは?
FXのポジションは?2023年6月30日に強制決済
SBIネオモバイル(ネオモバ)とSBI証券の経営統合後について
Q
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)がSBIへ統合、サービス終了まで、ほったらかしてたらどうなるの?
A

ほったらかしは最適解ではないと考えます。詳しくは記事中で解説した自身のトレードスタイルに応じた対策を検討しましょう。※本記事でトレード別最適解を考察。

2023年6月以降、Tポイント付与(200ポイント)が無くなるため、毎月220円の費用が発生します。

※2023年6月分までは従来通り毎月20円(毎月220円かかるが200円分のポイントを貰える)

Q
ネオモバ限定Tポイントはいつまでもらえる?いつまで使える?
A

最後の付与は2023年6月分の付与が2023年7月3日に付与される。失効期限は2023年8月31日。

その後の展開については当ブログで詳しく解説しています。

Q
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)がSBIへ統合し、サービス終了したらネオモバ限定Tポイントはどうなるの?
A

SBI証券にTポイント利用手続き済みであれば移行されますが、していない場合は消失します。

Q
SBI証券へ自動移管するにあたり注意点はありますか?
A

お客様情報(住所・氏名・電話番号・勤務先等)や特定口座の源泉徴収区分などはSBI証券の総合口座に引き継がれる予定。念のためSBI証券とネオモバの情報は一致させておこう。

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